
女神の心得 -第3章-

愛のままに与える
「自分がほしいと思うものは
まず人に与えることだ」という
黄金律はあまりにも有名ですが
"すべてはひとつ"という意識によって
女神として生きるあなたには
自分と他人を
大きく区別する必要はありません。
自分に対して愛のままに与える行為は
あなたが最もよい気分になれることで
自然と愛を放射したくなり
最適なタイミングで行動に移されます。
人に対して愛のままに与える行為も
すべてはつながっているので
少し理解しにくいかもしれませんが
それは"人格が異なるだけの自分自身"に
与えたことになるのです。
因果応報という考え方や
「与えたものは返ってくる」と言われますが
物質であれ、見えない気持ちであれ、
与えたときのあなたの感情(気分)が
波動エネルギーとなって
その性質に相応しい現象を創ります。
例えば、自分で自分のことを
元気にしようとしてみたり
自信をつけようと頑張ってみても
難しい場合もあると思いますが
そんなときは、自分以外の
誰かを元気にしようとしたり
自信を与えようとしてみてください。
(いまの自分にないものでも良いのです)
いつしか、不思議と同じものが
自分にもたらされていることに
気が付くはずです。
これは、無心(ありのまま)で
人に与えようとしているときには
内なる無限の力とつながっていて
普段は"ない(不足)"と
思っているものが
"ある(充分)"という状態になり
相応しい創造をはじめるからです。
それとは逆に
「まずわたしが欲しい」
「何かをもらったら与える」
こういった考え方に陥ってしまうと
"充分ではない"というエネルギーで
創造をはじめてしまいます。
無理をして"他人"に与えようとする
分離からの思考も
愛の創造物が生まれないどころか
波長の国の住民まで
そのような性質に変わってしまいます。
これらには注意が必要ですが
そもそも他の誰でもなく、本来のあなたが
望んでいないことばかりです。
自分が愛する人たち(自分を含む)に
与えたいものを与えて"喜び合うこと"
これこそが女神であるあなたが
最も経験したいことであり
万物の源の純粋な望みなのです。
感謝という魔法
「持っている(と思って感謝している)人は
より多くを与えられて
持っていない(と思って感謝がない)人は
いまあるものまで取り上げられる」
こちらも何世紀にもわたって
語り継がれている名言ですが
女神の皆さんにも
ぜひ大切にして頂きたい内容です。
感謝とは「自分は女神であり、
創りたいものを創る力が与えられ
この世界もそれに応えてくれる」
ということを信じている
まさに、信頼の最高峰ともいえる状態の
波動エネルギーであり
わたしたちの意識を
常に最高のものに向けてくれることで
"ある(充分)"という実感と
"万物の源"と一体という喜びの中で
素晴らしいものを創造してくれます。
信じることができなければ
どうしても分離の思考に陥ってしまい
創造の力もはたらきません。
科学者ニュートンの発見のひとつにも
「すべての作用は常にそれと等しい
反作用を伴う」というものがありますが
つまり、感謝するという作用(行動)は
必ず受け取るという反作用を引き起こす
そしてあなたが受け取る量は
あなたが与えた感謝の量(強さや長さ)に
比例するということを表しています。
感謝とはお礼を"与える"ことでもあり
それをしないということは
反対に"奪う"ことに等しく
どれだけ感謝を実践してきたのかは
人間関係、仕事、金銭状態、健康などの
日常生活とも密接に関係しており
豊かで素晴らしい分野は
たくさん感謝してきた結果といえます。
感謝がもつ効果はそれほどまでに強く
どんな状況からも好転させる
究極の魔法とも言われているので…
いますでに"ある"ものに意識を向けて
魔法の言葉「ありがとう」を添えましょう。
気持ちを込めて、なるべく多くのものに
感謝をすればするほど
それだけ多くの豊かさを受け取ります。
女神の視座&こころ
わたしたちは普段から
人格というフィルターを通して
見たり、感じたりしています。
例えば、空に飛んでいる"鳥"を見たとき
「鳥は自由でいいな」とか
春の風を感じたとき
「さわやかな気分だ」といったような
それぞれが異なる印象をもっています。
ただ、よく考えてみると
鳥という名前は人が付けたもので
鳥という生物自体が
実際に存在しているわけではなく
"空に浮かぶなにか"は
たくさんの人たちとの共通認識によって
「鳥(とはこのような生物)なんだ」と
似たような印象を抱いているだけです。
春の風においても
その時期に嫌な思い出がある人には
「憂鬱な気分だ」と感じるように
それらに決まった実態はなく
見たり、感じたりする人によって
変化していることになります。
つまり、わたしたち一人ひとりが
見聞きしたことや、経験したことから
いろいろな思い込みが付着しまくった
人格フィルターによって
見たり、感じたりしているものには
"こういったものである"という
実態はないということです。
いまの世界の見え方、感じ方は
女神のあなたに相応しい設定に
なっているでしょうか?
もしなってないのであれば
あなたの人格(フィルター)を
見直す必要があります。
この地球に存在するすべてのものが
万物の源が姿形を変えたものであり
個性エネルギーによって
特徴をもった創造物だということを
もう一度思い出してください。
そして、ここからが重要なのですが
いま目の前に映っているすべてのもの
感じ取っているすべてのものから
あなたが抱いている印象や
名前などの個性エネルギー(意味付け)を
一時的に外してみてください。
そうすると、あなたに向けられた
愛の性質だけが存在しているということを
実感しやすくなりませんか?
自分に備わっている感覚や細胞などから
酸素や気候などの環境
住居、モノ、携帯電話などの人工物まで
あらゆるものに感謝が湧いてきます。
ただ、この意味を外したすべてのものを
そのまま(万物の源のまま)にしていると
少し味気のない世界になってしまうので…
同じ愛の性質をもつ
あなたの"視座とこころ"で
好きなように意味を付けて
見えるもの、感じるものを
自由に再創造していってください。
ちなみに、愛に見えていなかったり
感じられていないときは
あなたの人格(フィルター)そのものが
自ら考え、判断している状態で
愛に見えたり、感じているときが
ほんとうのあなた(神性)です。
これは人と接しているときにも
同じことが言えますが
人の感情や行為などが
愛そのものだと感じているときは
あなたは神性で見たり、感じている
(女神の視座&こころ)
愛以外のネガティブな印象を
見たり、感じているときは
人格によって見たり、感じたりしている
ということが分かります。
この神性と人格も周波数が異なるので
同じ人や性質と引き合うのです。
善悪はない
この世界にはすべてのものが
ただ"在る"だけで
それ以外に意味がないということは
これらは人間社会の中でつくられた
ルール(決めごと)なので
真実とは区別する必要があります。
「善い/悪い(正義・悪)」
「正しい/間違い」
「価値がある/価値がない」
「すごい/すごくない」
「素晴らしい/素晴らしくない」
「勝ち/負け」
「こうするべき/するべきではない」
これらが人格(フィルター)の
土台となっていては
苦悩が尽きることはありません。
女神であるあなたは
これらのような意味付けを手放して
「好き/好きじゃない」
「楽しい/楽しくない」
「気分がよい/気分がよくない」
「したい/したくない」
「ワクワクする/ワクワクしない」
といったようなフィーリングを基準にして
人生を創造していきましょう。
もちろん、その場だけの感情から
行動を起こすと、望まない結果を
生み出してしまうこともありますが
ありのまま(愛)の状態であれば
必ず素晴らしい奇跡が起こるので
定期的にマナヒーリングなどを行って
内面を整えておくことが大切です。
どんな自分も愛する
女神の法則を学び
ありのままに神性で生きることの
大切さが腑に落ちてくると
新たな葛藤がやってくることがあります。
それは、人格の特性である
"愛ではない考え方"によって
自分自身を責めてしまうことです。
「それらを考えたり、感じてはいけない」と
うやむやにしようとしたり
深くに押し込めてしまうと
いつまでもあなたの内側に残り続け
それがあなたの習慣に影響を及ぼしたり
反発したり、否定してしまうことで
さらに抵抗が強くなってしまいます。
それらはあなたにとって意味があるので
どんな感情にも善悪の判断をせずに
一度受け取ってみましょう。
そして、肯定や否定もせずに
ただあなた自身の愛で
それらの感情を包み込んであげてください。
あなたの愛のエネルギーは無限であり
その愛こそが"神性"そのものなのです。
人間としての自分をまるごと愛し
自分の内側にある愛を実感することで
あなたが自分自身と一つになれば
「必ずしもそのように考えたり、
感じたりする必要もない」
ということを思い出します。
携帯やPCなどで
パスワードを変更する場合には
現在設定しているパスワードを
正確に入力する必要があるように
あなたの感情においても
いまの自分の考えや感じたことを
愛で包みながらしっかりと受け入れて
好きなように変更していけばいいのです。
大きく軌道修正しようとして
気分が下がってしまうくらいなら
いま思えることからで充分です。